さらすば亭日記@GTMの音楽工房

GTMの音楽と作曲とたのしい日常

リラックス効果と浄化作用―音楽とひな祭り

こんにちは。作曲家・サウンドクリエイターのGTMです。

 

先日東京国立博物館へ行ってきました。前回の記事では、トーハクに行くまでに偶然できたお寺の参拝について書きました。

 

音楽と、スピリチュアルな視点からのことを書きます

この記事では、トーハクで見てきた「ひな祭りの展示」について、感じた事や思った事をここにシェアさせていただきます。音楽と関連付けた視点から、私が感じたことを書きます。

 

ひな祭りの展示を見た

トーハクは展示替えをひんぱんにするので、何度行っても楽しめます。先日は、季節に合わせて「ひな祭り」の展示をしていたので、これをまず見ようと思って、見てきました。

 

様々なひな飾りが展示されていました。

どれも作りがとても細かく精巧でした。職人さんが心を込めて丁寧に作ったのだなと思います。

 

ひな人形で音楽といえば五人囃子

音楽に関わる視点から見て、ひな飾りと言えば、五人囃子(ごにんばやし)です。

五人囃子は、「謡」、「笛」、「小鼓」、「大鼓」、「締太鼓」の楽器を演奏する五人です。

これはお能で使われる楽器の組み合わせです。

 

 



 

今回のひな人形の展示では、他に楽器として、箏、三味線、胡弓がありました。とても小さいサイズなのですが、本物の楽器とまったく同じに見えるほど、精巧にできていて驚きました。

 

 

箏↓

 

三味線↓

 

胡弓↓


「祭り」と「音楽」の、意味や役割

ひな人形を見ていると、ここから音楽が聴こえて来る気がします。

 

「祭り」とは、「祝い、祈り、願い、喜ぶもの」だと思います。

そこには音楽が必要です。

 

音楽の役割は、その場の振動数を一気に上げる事だと私は思っています。

 

優しさのこもった指から流れる振動が、楽器を通して発する明るく清らかな振動が、その場にいるすべての人、物、空間の振動に作用していきます。

明るい振動に共振して、場の振動も、人の心の振動も、ぱっと明るく上昇するのです。

 

高い音を好んだ日本人

現代で使われている日本の楽器は、中国から渡って来たものが多いです。中国から大量に入って来た楽器の中で、日本人に合った楽器だけが、今に続いています。

 

その中で、特徴的な事は、低い音の楽器が無いという事です。和楽器には西洋音楽のようなベースの音域を担当する楽器がありません。せいぜい琵琶ですが、琵琶もそれほど音が低くはありません。

中国の楽器にはもっと大型の低い音域の楽器があり、それらも輸入はされましたが、使用楽器が整理された時代に取り除かれ、結局音の高い楽器のみが現在まで残りました。

 

古代の日本の人々は、低い音よりも、高い音を好んだのかも知れません。

 

締太鼓↓

 

神々とつながりやすい音楽

雅楽では、宇宙や神々とつながる役割として、音楽を演奏します。

 

雅楽の場合は、高い音が織りなす倍音と、ヘテロフォニーと言って少しずつ同じメロディーをずらすことで作っていく音楽の構造によって、様々な高次倍音が、生まれては消えていく事を繰り返します。

 

その高音のうなりのような現象を、日本の人々は特に好んだのかも知れません。そして実際に、神々とつながりやすい音楽だったのではないかと感じます。

 

目に見えない音楽は、目に見えないエネルギーとつながるきっかけを作るのだと思います。

宇宙のエネルギーや神々や、空気の振動と言ったものは目に見えません。でも確かに存在するエネルギーです。

目に見えぬエネルギーを感じるために、音楽が存在するのかも知れません。

 

 

ひな人形はとても精巧で美しかったです!とても豪華!!↓↓

 

音楽は良いエネルギーとつながるきっかけになる

目に見えないエネルギーは存在しないと思って生活していると、豊かさがとぼしくなっていくように感じます。つい、私も、目に見えないエネルギーを感じようとすることを忘れて、あわただしく迷いながら時を過ごしてしまったりします。

 

音楽は、「自分の周囲にあるエネルギーを感じること」のきっかけになります。

音楽を通して、見えないエネルギーとつながってみるのも、良い効果があると思います。

 

音楽も祭りも、場の振動数を上げるためのもの

祭り、宴、花見、儀礼などは、「その場の空間の振動数を上げるために行う」という事が、本来の意味だと思います。

そこには必ず音楽が使われます

地球上のどの地域の、どこの人々についても同じ事が言えます。

 

 

そんな風に、音楽について思いを馳せました。

 

音楽を通して、見えないエネルギーや神々とつながる事ができる

私も、日々音楽を作る事によって、振動を上げ、見えないエネルギーとつながる事が出来ているように、最近感じています。考えてみれば、人生ずっとそうでした。

音楽をすることで、見えないものを感じて、心が良い振動を起こし、またその心は、自然に良い音楽を形作っていきます。

 

これからも、場の振動数をぱっと上げられるような音楽を作り続けられるよう、自分の心を、いつも明るく清らかにしていきたいなと、思いました。

 

 

皆さまは、ひな祭りにまつわる、何か楽しい思い出がありますか?

 

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

皆さまに幸せあれ!!

 

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